ラオス観光の交通手段
ラオスで最も困ったことは、交通手段の乏しさでした。
電車が無いし、バスがよく分からないし、タクシーも走ってません。しかも外は暑いので歩きたくないです。どうやって移動したら良いの?って感じですね。
タクシーにあたる物は、トゥクトゥクと言います。3輪車を改造したような乗り物です。屋根はあるものの座席が外にむき出しになっているので、若干の不安があるかもしれませんが、乗ってみれば案外普通の乗り物です。
トゥクトゥクに乗る時は、英語をあまり話せないドライバーと料金の交渉をしなければなりません。で、相場が分かっていないと、カモられることになります。私はしっかりカモになってきました。
ラオスの金閣寺とでも言える観光地、タート・ルアンに行って来ましたが、相場の4倍ぐらいの金額を払ってしまいました。ヴィエンチャンの中心地である、ナンプという噴水広場の近くに宿泊ホテルがあって、ホテルの近くに常にトゥクトゥクドライバーが4人ぐらいは待ち構えていました。私はよく分からないので、ホテルからタート・ルアンまで、100,000キープ(1300円ぐらい)払って、往復で連れて行ってもらいました。
後からラオス在住の日本人に聞いたところ、この距離ならば30,000キープぐらいで行けるとのことで、まずは10,000キープから始めて交渉すべきだったらしいです。やっちまったとは思いましたが、まあ安全に連れて行ってくれればそれはそれで良いので、お礼まで払ったと考えるようにしています。
往復というのがちょっと特殊で、最初に往復で約束して、目的地に着いたら、運転手がさあ行って来いと送り出してくれて、その場で待っていました。観光地ですから、ちょっと離れた所に他のトゥクトゥクが止まっています。なので行きの料金を払わないでバックレて他の手段で移動することもできるのです。ラオスの緩さがなせる業ですね。私は帰りもちゃんとその人のトゥクトゥクに乗って、そして相場より高い金額を払いました。ちなみにタート・ルアンは裏口から入ると入場料がかかりません。ラオスはいろいろ緩いですね。
他の日本人が、トゥクトゥクの値段交渉をする時は日本語を話すと言っていました。これは、ラオスのドライバーが日本語を理解するというわけではありません。日本語で言った方が感情がこもるから、意志が通じやすいということです。私もラオス滞在中は、英語があまり通じない人にはむしろ日本語で話していました。その方が通じるんではないか?と思うシーンがいくつもありました。むりやり日本語で通すというのは意外と使える技かもしれません。